(無料で)サイトつくるのも大変なんです。
実に約2年ぶりくらいに、HTMLデータをつくりました。もちろん、昨日、オープンさせた新しいサイトのためです。
2006年の年末に、iMac(OSは購入当初の8.5.1→9.2に換装)をiMac Intel Core 2 Duo(OS 10.4.11)に買い替えたのは、ご存じのとおり。その際、旧iMacで使っていたアプリケーションはすべて使えなくなりました。Ward、Excel、Jeditといった仕事上欠かせないソフトは、即行で買い直し。また、仕事でもプライベートでも画像を扱うので、Photoshop Elementsをペンタブレット込みで購入しました。
問題はサイト関係のアプリケーション。基本的に、金銭を生み出さないものに、お金をかけたくない私には、GoLiveやDreamweaverは「冗談でもよせ」。WardでWebページができるらしいのですが、テキストエディタでタグを書くのと変わらない気がして、「結局、タグをひとつひとつ書いていくしかないのか。めんどくさ〜」と、もうほとんどサイト放棄な気分になっていたのです。
インデックスページくらいなら、今、UPしているページのソースをテキストエディタにコピペし、文字を書き換え、画像差し替えや、色やスペース変更のタグだけ打ち変えて、またアップロードすればなんとかなります。
しかし、仕事も慌ただしいところに、いちいち一からタグ打ちなんてやってられない。正直なところ、Blog記事のHTML化も含めて「もうWebページをつくることはないかなあ」と思っていたんですね。
ところが、「そうだ、小説サイトをつくろう!」と思い立ってしまったのが運の尽き。つくるなら、ちょっと時間のできた、このタイミングしかないということで、ネットの海へ旅に出ました。フリー(無料)のHTML制作ソフトを求めて。
旧iMacで使っていたHTML制作支援ソフトLightingHTMLは、フリーなのに、ひじょうに優れたソフトでした。改行<br>や段落<p>、リンク<a href=></a>といった基本的なタグのショートカット記述(タグ挿入支援機能)はもちろん、画像読み込み機能がついていて、画像を指定さえすれば、タテヨコの情報からリンクまで記述してくれたんです。カラーパレットも簡単に呼び出せて、文字色指定も楽々。書いたHTMLソースがWeb上でどう見えるかのプレビューも、ボタンひとつで瞬時に展開!
デザインは、自分で<body>の指定から、<table>や<div>、<p>、<image>タグなどを駆使して設定しなければなりませんが、タグ挿入支援機能のおかげで、いちいち<br>とか打たなくて済むのが本当に助かっていました。
今回、旅に出たのは、LightingHTMLのMac OS X版か、あるいはLightingHTMLに似たソフトを探すため。
LightingHTMLの配布サイトを見つけて、「やった!」と思ったら、2000年6月から変わってない……とか。どれもこれもOS 9.x以下対応とか。そうでなくても、Mac対応のフリーソフトウェアは少ないのに。フリーソフトウェアの職人さんたちは、Mac OS Xを見捨てたもうたか orz。
そんな失意のなか、救いの御使いのように現われたのが、hpDrafter。LightingHTMLに比べて、インターフェースがよくないですが(なぜか英語表記)、画像の読み込みもしてくれませんが(自分で画像情報入れなきゃなんだぜ)、プレビューに画像が出ませんが(私の使い方に問題ありかも)、タグ挿入支援機能があれば、もうそれだけでいいです。
「hpDrafter」ダウンロードサイト↓
http://www.juno.dti.ne.jp/~kokam/wsc/hpdrafter.html
もうひとつ、日記用CGIに書いていた小説をHTML化するにあたって信じられないほど役に立ったのが、やはりフリーウェアの小説ページ自動作成ツール「小説HTMLの小人さん」。シンプルなデザインのテンプレートが揃っていて、カスタマイズも簡単で、「なんて、かゆいところまで手が届く仕様なんだ!」と感激しました。
で、実はここで、これまで避けてきたスタイルシートの問題に直面したのです(笑)。
私は今までスタイルシートを使ったことがありません。最近、このサイトのHTMLソースにいつの間にかスタイルシートのタグが入っていたのに気づいて、驚愕したほど(原因は不明)。それもなぜか文字の大きさがsmall指定になっていたので、すべてmediumに書き換えました(記事の文字が小さくなっていて読みにくいと思われた方がいらっしゃいましたら、今は元に戻っていますので)。
せいぜいBlogをカスタマイズするのにスタイルシートをいじったことがあるくらいで、正真正銘「スタイルシートってなに?」のビギナー オブ ビギナーズ。ところが、「小説HTMLの小人さん」にはスタイルシートが使われていた。だけではなく、ソースを取得して、hpDrafterでHTMLソースをつくり、アップロードしたら、もれなくデザインが崩れるんですよおお。
「ええ、なんで? Macに対応してないから、とか?」と、オロオロ。しかし、このソフトが使えないとなると、作業がハンパなくたいへんなことになるので、必死の思いで取りすがり! すがりつき! スタイルシートを解説したサイトを検索し、読んで、ようよう解決させました。
や、すごいね、スタイルシート! Illustratorではページごと、あるいは見開きごとに指定しなければならなかったデザインが、QuarkExpressならフォーマット化して全ページに反映できるというくらい、すごい!!
その効果の美しさに感動したので、一度はスタイルシートを勉強しようかと思いましたが。私的には日々減っている脳内メモリを食われてしまっても困るので、とりあえずやめときました(笑)。
「小説HTMLの小人さん」↓
http://htmldwarf.hanameiro.net/
そんなわけで、サイト制作支援ツールを手に入れ、ちょっとばかり賢くもなって、サイトがひとつできました。ついでに、本館サイト(「Sensory Sentence」)の、「なんでやねん!?」な、びっくり小さな文字サイズも修正しておきました。
さて、次はBlogのHTML化をぼちぼちやっていきますかね。