リーフ出版/雄飛、業務停止
去年の今頃、ビブロスの倒産について書いた記憶があるのですが、こんどはリーフ出版/雄飛が倒産したもようです。ソースは「新文化 出版業界紙」の「リーフ/雄飛、業務停止に」。
リーフ出版といえば、ボーイズラブ作品の一大ブランドである「リーフノベルズ」と、ファンタジーノベルの「ジグザグノベルズ」で、BL好きな方にはおなじみの出版社。
雄飛も「i novels」の出版社といえば、「ああ!」と思われる方は多いはず。
私はどちらの出版社の本も持っていないのですが、コミックマーケットの企業展示会場へ行くたび、リーフ出版の方がチラシを配っていらっしゃるのに遭遇しました。チラシをにこやかに差し出しておられるスタッフの方の感じがよくて、「いい編集さんが携わっていらっしゃるんだな」と思っていましたので、倒産はとても残念です。
ビブロスが倒産したときはBL業界も斜陽かと不安になりましたが、このたびにつきましては、淘汰の時代が来たのかなあという感慨があります。
ビブロスを継承したリブレ出版が今ひとつ往年の輝きを取り戻せていないように感じるのと同じく、読者の好みが移行してきたのかな、と。私の皮膚感覚では、最近、竹書房や東京漫画社が台頭してきているように思うんですよね。
出版社の販売拡充作戦か、あるいは路線変更作戦が間違ったっぽいというのが、このたびの件に関する、私の憶測です。さて、真実や如何に……。
なににしましても、出版社の倒産というのは、我が身に迫って寂しいものがあります。