Diary For Paranoid @ hatena

思いつくまま書くブログ。最近は窪田正孝出演作品感想に特化してます(笑)。

高層ビルの谷間でバンドの生演奏

 取材のため、新宿三井ビルディングに行きました。13:00からのインタビューに間に合うように急いだため、ビルに到着したのは12:40ごろ。おりしもランチタイムまっただ中で、路上もビル周辺も昼食に出て来たビジネスマンやOLでごったがえしています。
 その雑踏の合間から、なにやら賑やかなバンドミュージックの調べが……。間違いなく生音です。「なぜビルの外なのに、楽器の生音が聞こえるんだ?」と不思議に思いながらビル前に近づくと、さらに音は大きくなり、ちらほら立ち止まっている人もいます。
 階段の上から見下ろせば、新宿三井ビルディングの前には地下1階部分に野外広場があり、ステージとテラス席になっているのでした。ステージ上では、どこかの警備会社の夏の制服みたいな、水色のワイシャツに青いスラックスを着た白人男性4名、黒人の女性1名のバンドが、ノリノリのロカビリーを演奏中。
 足を止めているビジネスマンに混じって、私もつい聞き入ってしまいました。いや、ロカビリーはいかんですね。ついついリズムに合わせて身体が動いてしまいます(笑)。


 新宿三井ビルディングでは、毎週火曜日12:05〜「ランチタイムコンサート」が開催されています。私が幸運にも遭遇したのは外国人のロックバンドでしたが、クラシックや懐かしの名曲などが週替わりで演奏されているようです。観覧は無料。
 新宿副都心の高層ビル群の谷間で聞く生演奏もいいものです。音がうまく反響して、野外にも関わらず、音に包まれる感じがします。
 「ランチタイムコンサート」については、新宿三井ビルディングサイトへどうぞ。


 ひとしきりオールディーズなロックを演奏したあと、拍手のなか、ヴォーカル担当の黒人女性が日本語で話しだしました。「みなさん、ありがとうございます。次の曲は、日本の歌です。みなさんがよく知っている歌です。聞いてください。I wanna sing along.」
 そうして演奏が始まると、なんとそれは美空ひばりの「川の流れのように」。英語なまりの「川の流れのように」なんて、そうそう聞けるものではありません。またこのヴォーカリストさん、声の音域が広いので、「あぁあ〜、川の流れのようにぃ〜」が高く高くのびるのびる。
 最後まで聞いていたかったのですが、アポイントの時間が迫っていたので、歌声を背中に聞きながらビルのなかへ。……残念。
 慌ただしい日々のなかの、ちょっといい体験でしたv


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