Diary For Paranoid @ hatena

思いつくまま書くブログ。最近は窪田正孝出演作品感想に特化してます(笑)。

我が青春の影

 朝日ソノラマが9月末に解散することになりました。なんてこと!
 「朝日新聞社出版本部が、朝日ソノラマの出版権を継承。朝日ソノラマの書籍は6月発売分で出版を停止。雑誌は9月まで発行し、10月からは朝日新聞社の発行となる」……そうです。ソースは「新文化社」のサイトの6月21日付記事。


 朝日ソノラマといえば、はるか昔、ソノラマ文庫でSFを読みはじめた記憶があります。高校時代かな。『クラッシャージョウ』とか、『吸血鬼ハンターD』とかね。そのあと、ハヤカワとか、創元推理とかに移行したような……。『クラッシャージョウ』を読んで、高千穂遙つながり(というより、安彦良和つながり……か)で『ダーティペアの大冒険』を買い、ハヤカワSFを知った、みたいな。
 天野喜孝のイラストに興味をもったのも、アニメからではなく、『吸血鬼ハンターD』の挿し絵からだったり。

 雑誌も、「宇宙船」方面には行きませんでしたが、「月刊マンガDUO」から「ハロウィン」「ネムキ」「ネムキ増刊 夢幻館」と、比較的長期にわたって読み続けてきました。出る雑誌、出る雑誌が気になる出版社って、ココだけでしたね。『地球へ…』は「マンガ少年別冊」で揃えたしな。


 篠原烏童の『1/4×1/2(R)』(クォートアンドハーフR)や今市子の『百鬼夜行抄』の続刊が気になるところですが、いちばん気になるのはTONOの『チキタ★GUGU』の最終刊は出るのかってことだ! 自分の欲望に忠実でゴメン。
 こちらに関しては、「コミックやノベルズの出版権は朝日新聞社出版本部が引き継ぎ、10月以降は朝日新聞の新刊として発行する。『百鬼夜行抄』『雨柳堂夢咄』『チキタ★GUGU』などのコミックや、『吸血鬼ハンターD』などノベルズ新刊は、朝日新聞社から出る」ということで、安心……していいのかな。ソースは「ITmedia News」6月21日付記事(こちら)。
 でも、また作家さんたちが散り散りになっちゃうんだろうなあ。


 地味にとてもショックを受けています。「DUO」が廃刊したときも、「ハロウィン」がなくなったときもけっこう落ち込みましたが、ついに本体が……。出版不況かあ、つらいなあ。
 そして、このたび調べていて、「ソノシート」が朝日ソノラマの商標と知ってびっくり。雑誌+ソノシートで、音が出る雑誌(「月刊 朝日ソノラマ」)ですか。斬新なことをしていた会社だったんですね。
 ちなみに、私の印象では、朝日ソノラマ文庫はジュヴナイルSFの先駆けだったような気がするのです。前のめりに挑戦的な出版社が解散するのは、ほんと残念でなりません。


<追記>
朝日ソノラマのサイトの新着情報にもっと詳しいお知らせが。こちらです。