Diary For Paranoid @ hatena

思いつくまま書くブログ。最近は窪田正孝出演作品感想に特化してます(笑)。

海の上で飲茶とミニコンサート!

 このたびの明石帰省はいつもより長め。なので、遠方にお住まいのため、これまでの短い帰省ではなかなかお声がけできなかったIさまに、「会えませんか?」とメールしてみました。すると、「日曜日なら神戸まで行けますよ」とのお返事! うふふv 早速にデートコースのセッティングです。


 女性どうし、カフェやレストランでひたすらおしゃべりも楽しいけれど、せっかく神戸まで来ていただくのだから、神戸ならではの要素を入れたい。北野の異人館街を散策して、異人館のカフェでお茶、そのあと、今話題の神戸北野ホテルの「イグレック」でお食事とかどうかな(さすがに「アッシュ」は敷居が高すぎる)。あるいは、元町の南京町から海岸通、港、ホテルオークラ神戸というコースもありかな。などと考えはしたのですが、どれもこれも大きなネックがありました。「歩く」なんて自殺行為だろうと思えるほどの、この暑さです。

 太陽の下を長時間歩かず、おしゃべりする時間を取れて、神戸らしさを味わっていただける……。「そうだ、これがあった!」と思いついたのが、レストランシップクルージング。神戸には「コンチェルト」と「ルミナス神戸2」というレストランシップがあり、神戸港からポートアイランド神戸空港・須磨の沖を通り、明石海峡大橋で折り返して神戸港に戻る遊覧コースを運航しています。


 Iさまと打ち合わせて、このたび選んだのは「コンチェルト」。12:00に出航するランチクルーズ(所要時間1時間45分)、15:00に出航するティークルーズ(所要時間1時間30分)、17:00と19:20に出航するディナークルーズ(所要時間1時間45分)の4つのコースのうち、ティークルーズの「花茶&飲茶デザートセット」を予約しました(乗船料2,100円+セット2,000円=4,100円 ※メニューにより、セット料金は変わります。サイトでご確認ください。 ※サイトに乗船料のみ20%OFFの「得得クーポン」あり。私は気がつかなかったけど orz)。

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モザイクから見た神戸港の風景。
(画像クリックでちょっぴり大きくなります)


 14:00にJR神戸駅で待ち合わせて、ハーバーランドのモザイク前にある乗船場所へ。チケットセンターはモザイク1階の乗船場所の近くにあります。
 15:00の出航まで時間があったので、モザイクの中の店を素見(ひやか)して歩きました。「どんぐり共和国」というスタジオジブリ作品のキャラクターグッズショップに入ってみたり……。ポニョって、造形がビミョーだ。妹たちの群れが小さな網に入って売られているのは、さらにビミョーだ。おもしろいけど(笑)。しかし海のそばでも、日光の当たるところはやっぱり暑い。

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ランチクルーズから帰港し、接岸中の「コンチェルト」。


 14:45くらいに乗船開始。Bデッキ前方の窓際の席に案内され、「花茶&飲茶デザートセット」の花茶の種類とデザートメニュー(杏仁豆腐、タピオカ入りココナッツミルク、仙草ゼリーから1品)を選ぶうちに、いよいよ出航です。
 蒸し籠に入った点心は、蒸し海老餃子・翡翠餃子・香港焼売・椎茸焼売。それに餡入り揚げ胡麻団子(好物v)とエッグタルトがつきます。「コンチェルト」の総料理長・鍾戚榮(チョン・チェウィン)氏は香港出身。中国料理界最高峰の中国烹任大師の認定を受けた方ということで、ティータイム仕様の軽い飲茶セットといえど、味は本格的。とってもおいしかったです!

 また、私が選んだ茉莉花開という花茶は香りがよくて、さっぱりした味わいでした。一度目にお湯を注いだときは、花が開いてくれませんでしたけど……。
 ここで言う「花茶」とは工芸茶のことで、ひとまとめに縛った花茶に湯を注ぐと、茶葉が開き、花が現われます。味や香りとともに、茶葉の花開くような変化が楽しめますv

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茉莉花開。メニューには「ダンシング・ドレス」と書かれていたような……。
2度目にお湯を注いで、ようやく花が現われました。


 飲茶を味わう間にも、船はポートアイランド神戸空港を窓に映しながら、須磨浦、明石海峡へと航行していきます。タピオカ入りココナッツミルクのデザートをいただいてから、上部のデッキに出てみました。すると、生田神社の「大海 夏祭」の神事が行なわれており、ちょっと珍しいシーンを見ることができました。

 でも……こんなによく晴れているのに海上は靄(もや)っていて、明石海峡大橋はよく見えませんでした。「ここぞ!」というところで天気に恵まれない私。でも、スタッフの「こんな日はめったにありませんから、思い出にしてください」(だったかな)という言葉に、「それもそうかな」なんて思いました。実家から明石海峡大橋が望めるのですが、見えない日って、ほんとめったにないんですよね orz。

 船内に戻れば、コンチェルトの名前どおり、ミニコンサートが始まりました。フルートにピアノの伴奏で、クラシックからミュージカル『ウエスト・サイド物語』の「トゥナイト」や「涙そうそう」まで幅広く、6曲ほど演奏されたでしょうか。


 レストランシップに乗ったのは初めてだったのですが(地元民ほど観光スポットを知らない)、これはなかなかいいですね。Iさまにも楽しんでいただけたようで、よかったv こんどは夕景、夜景を楽しみながらディナーをいただいてみたいものです。

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生田神社の「大海 夏祭」の神事。


 モザイクから三宮に出るシティー・ループバスの停留所を探すうちに、結局、元町商店街を元町6丁目から1番街まで歩いてしまった私たち。大丸前から鯉川筋を北に向かい、下山手通の路地にある「柊草 -HIIRAGISO-」へ。路地からさらに奥まったエントランスの木戸を開けると、暗めの照明が落ち着く、木造りの和の空間が現われます。
 予約をしておいたのですが、カウンター席に通されました。カウンターのほうがいいのかな。たしかに注文は通りやすかったですけど。

 ここは、和風創作料理とおでんのお店。早速、Iさまご所望の「翡翠焼茄子のゼリー寄せ」を注文。その他、「鮪・赤身のおぼろ昆布じめ 梅かつをのせ」「神戸牛網焼き わさび風味 エリンギ添え」「鴨ロースと粒マスタードドレッシングサラダ」「里芋のおいなりさんコロッケ 」などなど。そのままだと和のお料理になるところ、ひとつ洋風の手が入っている感じでした。おでんは、特にうどん入り巾着の「きつね」が変わっていて、おいしかったですv お酒は果実酒の種類が多く、梅酒やゆず酒、いちご酒などをお互いに味見しながらいただきました。口当たりのいいお酒は、ついつい進んじゃいますね。


 Iさまは私をVOCALOIDにハマらせてくださった方ですから、そのあたりの話やあのあたりの話で盛り上がりつつ、最後は三宮駅前の「にしむら珈琲店」のコーヒーで締め。別れがたくお引き止めするうちにすっかり時間が遅くなり、電車の遅れもあって、Iさまのご帰宅は午前様だったようです。その節は申しわけございませんでした。
 でも、またぜひゆっくりお会いしたいです。こんどはそちらへ伺いますので……。


「コンチェルト」サイト
http://www.kobeconcerto.com/

「柊草 -HIIRAGISO-」サイト
http://www.hotpepper.jp/A_20100/strJ000021559.html