Diary For Paranoid @ hatena

思いつくまま書くブログ。最近は窪田正孝出演作品感想に特化してます(笑)。

ケータイは落とすものではなーい!

 1月5日、携帯電話を落としました。ケータイを持ちだして約10年。これまで、ボトッと、ゴトッと落とすことはしょっちゅうでも、落としたまま立ち去るということはありませんでした。今回、それをやらかしてしまったのです。


 その日の朝、発車間際の新幹線に駆け込んだことは、6日の「日記」に書いたとおり。名古屋駅で落ち合う方がたに連絡するためケータイを出そうとしたところ、いつも入れているバッグの外ポケットに見当たりません。ときどき入れてしまうコートのポケットにもありません。その時点では、「しまった。実家に忘れてきたか」と思いました。実家ならぬ自宅に置き忘れて外出することは、たまさかあったものですから。
 しかし、その後、朝からの行動をつらつらと思い返すに、実家から駅に向かう路上で一度、ケータイの時刻を確認した覚えがあるんですよ。「7:52」という数字まで思い出したとき、可能性は「明石駅で落とした」か「明石駅で乗ったタクシーの中に置き忘れた」かに絞られてしまいました。こうした事態に、本来は「ヤバい!」と慌てるところなのでしょうが、そのときはなんだか「あーあ」と気の抜けたような気分になりました。


 18:00ごろに自宅に帰り着いてから、自分のケータイに電話をかけてみました。しばらく呼び出し音が続いた末に、「はい?」と中年っぽい男性の声が。「すみません。このケータイの持ち主です。今、どちらに預かっていただいているのでしょうか?」と尋ねたところ、「ああ、連絡もろうてよかった。ここは○○タクシーの営業所です。あんた、これ、タクシーの中に落としてはったんや」と返ってきました。「ああ、やっぱり」と思いつつ、「今、どこにいてはんの? この電話、どっから?」との問いに、「東京からなんですよ」と答えたら、「東京!?」とびっくりされました。
 「こっちに帰って来はんの?」「いえ。でも実家が明石なので、家の者に受け取りにそちらにうかがうよう頼みます」「ああ、よかった。実家がこっちなんか。取りに来てくれるんやったら助かるわ」という成り行きで、営業所の場所、連絡先、預かってもらっている方の名前を書き留めました。
 次に実家に電話をかけ、父にタクシーの営業所へケータイを取りに行ってくれるようお願い。渋々ながらも、受け取ったケータイを東京へ送るところまで了解してくれたことに感謝!
 翌日、母に電話をかけたら(説明をはぶきがちな父の話は今ひとつわかりにくいので、なにかを確認したい場合は母に聞くほうが早い)、父とタクシー会社の方が電話で打ち合わせて明日(7日)に取りに行く手はずになったそう。ケータイが私の手元に戻るのは8日になるとのことでした。


 そのケータイが、本日、無事に到着したのです! たった3日間手放していただけなのに、妙な違和感があるのはなぜなんだぜ。でもメールやら着信履歴やらいじっているうちに、「ああ、私のケータイだ。戻ってきたんだ」と実感が湧いてきました。
 よくよく考えるまでもなく、戻ってこない恐れも充分にあったのですが、なぜか「戻ってくる」としか思えなかった不思議。そして、つけていたストラップもそのままに、ケータイは変わりなく私の手の中にあります。
 それにしても、母いわくの「あんたともあろう者が。商売道具やろ」ではないですが、不注意な自分につくづく呆れます。「ちょっとは焦ったらどうや」と自分でも思うほどに、なにが起こってもわりと動じない(と言うか、鈍い)ほうだと思っていたのですが、注意散漫になる程度にはパニックを起こしていたんでしょうかね。


 一応、セキュリティロックはかけていましたし、料金・使用時間において不正に使用された形跡はありません。機体のコネクト部が開けられたようすもありません。
 おそらく、次に乗車された方が見つけてすぐにタクシーの運転手さんに渡されたか、運転手さんが見つけて、そのまま営業所に持って行ってくださったのだと思います。それからは3日間、営業所で保管されていましたので、お名前を聞いた方以外に触れる人はいなかったはずです(営業所にあった間にケータイ宛に電話をくださった方がいて、「かからない」とメールで知らせてくださいました)。
 ついでに、落としたときの用心にアドレス帳にはあまり登録しないようにしています。

 しかしながら、万が一ということもなきにしもあらず。私のケータイによく連絡をくださる方で、もし不審なメールなり電話なりが入りましたら、ご一報いただけましたらと思います。お騒がせしまして、申しわけございません。