Diary For Paranoid @ hatena

思いつくまま書くブログ。最近は窪田正孝出演作品感想に特化してます(笑)。

NASA、「はやぶさ」の大気圏再突入をとらえる

 こちらの動画は、6月13日、NASA(米航空宇宙局)が観測用航空機DC-8から撮影した「はやぶさ」大気圏再突入時の映像。


NASA Team Captures Hayabusa Spacecraft Reentry」
http://www.nasa.gov/multimedia/videogallery/index.html?media_id=15112814
YouTubeNASA Team Captures Hayabusa Spacecraft Reentry」



 おかえり、はやぶさ


NASA」サイト
http://www.nasa.gov/home/

JAXA」内「はやぶさ、地球へ! 〜帰還カウントダウン〜」
http://hayabusa.jaxa.jp/




 「はやぶさ」は、7年前、2003年5月9日に鹿児島県の内之浦宇宙空間観測所から打ち上げられた、地球近傍小惑星イトカワの調査を目的とした探査機です。
 打ち上げ前の「はやぶさ」の解説番組を見て、「えらい金ピカなんやなあ」と思ったのが最初。まだ宇宙開発に夢をもつことができた頃のこと。わくわくしながらテレビに映るM-Vロケットの発射を見た記憶があります。
 その後は、一年に一回くらいのスパンで、嬉しい知らせと故障の知らせを交互に聞いたような……。「今度はどこが壊れたんや。よう故障する探査機やな」と思いつつ、そのたびに「なんとかなった」というオチがつくことに感心しました。いちばん「すごいなあ」と思ったのは、2005年12月に故障で地球との交信が断絶したのに、翌年1月、信号が届き、復活がなったこと。このときは「はやぶさ」に不死鳥のイメージをもちました。
 「ボイジャー」に次いで長くニュースで報道された探査機じゃないかと思います。


 「かぐや」の運用で宇宙開発にほぼ絶望しかもっていない私にとって、今回の「はやぶさ」の結末は最善でした。もちろん、再突入回廊から無事の帰還が望ましかったわけですが、それがかなわぬのなら、燃え尽きることがしかるべき最後だったと思います。
 ……「かぐや」のように月に投棄、放置されるよりはね。