Diary For Paranoid @ hatena

思いつくまま書くブログ。最近は窪田正孝出演作品感想に特化してます(笑)。

「いただきもの」でできています。Part.3

 「風邪じゃない。風邪じゃない」という暗示が効いたのか、それとも雪の舞う昨日を外出せずに過ごしたからか、なんとか「ここから病気」の境界で踏みとどまっているような気がする本日、快晴です! ……油断すると、ハナミズが出ます。今日みたいにちょっと寒さが緩んでいると、よけいに。


 一昨日、和歌山の御方から、箱いっぱいの「紀南みかん」をいただきました。箱もみっしり、実もみっしり、房もみっしり。「魍魎でみっしり」は剣呑ですが、こういう「みっしり」はうれしいですね 撚。
 今日はよく晴れたので、みかんを大家さんにお裾分けし、実家にいくらか箱詰めしたものを送り、事務所にも備えるために持って行きました。郵便局から駅に戻るのも面倒だったので、そのまま事務所まで歩いて行くことに。
 ここから事務所のある下北沢までは、延々と住宅地が連なっています。近辺でも「高級」の呼び声高いところから、普通の住宅地、凝った一戸建てが立つ区画、古びたアパートや若者向けのデザイナーズマンションが見られるエリアなど、住宅地でもいろいろに風景が変わって飽きません。
 家々の間をうねうねと延びる二車線、一車線の道路や、車は入れない路地のような道をてくてくと、約40分。雲ひとつない真っ青な空に、コート、マフラー、手袋の完全武装では汗ばむくらいでした。
 ウォーキング?のあとのみかんはまた格別の味わいv Lサイズでも軽々3個はいけます! ふっふっふっvv


 そういえば、クリスマスにザボン(文旦)をいただいたのでした。
 それは12月26日のこと。朝、不燃ゴミを出しに行こうとドアを開けたら、マンションの廊下になにやら赤いものが置いてありました。ギョッと身を引きながらも見てみたら、赤地に白や緑でクリスマス風のイラストが描かれた布袋がふたつ。取っ手からのびた黒いヒモが、廊下側に開いた、バスルームの窓の桟にくくりつけてあります。
 とりあえずゴミを集積所に出してから、自宅に戻り、「どうしたものか」と思いながらよくよく観察。すると、黒いヒモに1枚のカードが。1年間の労いの言葉と年末年始の挨拶が書かれたそれには、知り合いの方の名前がありました。間違いなく私宛とわかったので、早速にヒモを外して部屋のなかへ。
 袋からは、ワインのハーフボトル、クリスマス仕様のスノードーム、ポインセチアの小さな鉢植えが次々と。クリスマスらしいプレゼントに、思わず頬が緩みます。まるでサンタさんの袋のようv そして、最後に出てきたのが、でっかく、まあるく、ずっしりとした黄緑色が美しい……ザボンでした。
 「なぜ、ザボン?」
 思わず声に出してしまった私に、罪はないと思いたい。ザボン花言葉は「楽天家」。さてはなにかのメッセージかとも思いましたが、御礼のメールを出すついでに理由を尋ねても、答えていただけませんでした。……永遠のナゾになりそうです。


 角川書店に勤めていたころにも、誕生日の翌朝、修羅場の徹夜明けで自宅に戻ったら、ドアの前にバースデーケーキと小さなブーケが置かれていたことがありました。雪のように真っ白なクリームで飾られたホールケーキ。今でもよく覚えています。
 自宅前までいらっしゃるなら、「来る」とひと言言ってくださればいいのに。私のまわりには奥ゆかしい方が多いようです。


 ザボンは、私の力では皮が厚すぎて剥けないので、正月に実家に帰省したとき、父に剥いてもらいました(笑)。こちらも実がはじけるくらい熟れていて、酸っぱ甘くておいしかったです。両親にも好評で、明石まで持ち帰った甲斐がありました。ありがとうございましたv


 最近いただいたお菓子に、下北沢の「パティスリー シェ・かつ乃」のたまごロールと、愛媛県の「ハタダ 御栗(おんくり)タルト」があります。
 「パティスリー シェ・かつ乃」は、ロールケーキとプリンオンリーのケーキ屋さんで、午後には売り切れてしまうという評判のお店。事務所の所長が自宅用に買いに行ったついでに、私の分も購入してきてくださったのですv ふっわふわの生地に、くどさのないフレッシュクリーム。甘味は苦手気味の私でも、コーヒーといっしょにおいしくいただけましたvv ふんわりのなかにコクを感じるスポンジと、口溶けよく、あっさりめのクリームを好まれる方にお薦めです!


 「御栗タルト」は、ほんのり感じる柚子の風味がたまらない小豆餡と、丸ごと巻き込まれた大粒の栗のやわらかく味つけされた甘さと食べごたえがクセになる逸品。ほどよい大きさにカットされているのがうれしいです(栗入りのタルトをきれいに切るのは、けっこう難しい)。
 和菓子としては重厚ながら、品のある味わい。濃い緑茶にもコーヒーにも合います。自分では竿物のお菓子を買うことはないので、味覚の幅がぐんと広がる有り難い体験でした。


 ここのところ「いただきもの自慢」をしていますが、どうぞお気をつかわれませんように。「これ、おいしかったですよ」という、グルメ紹介として読んでいただけましたら幸いです。


「パティスリー シェ・かつ乃」サイト↓
http://cktn.blog38.fc2.com/


「畑田本舗」サイト↓
http://www.hatada.co.jp/

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