Diary For Paranoid @ hatena

思いつくまま書くブログ。最近は窪田正孝出演作品感想に特化してます(笑)。

サウナより効く発汗ダイエット! 「コミックマーケット74 2日目」

 以前にも書いたような気がしますが、「超」のつく面倒くさがりな私は「そこに行かなければならない理由」が3つ以上ないかぎり、基本的に腰を上げません。特に真夏の夏コミ会場などへは!

 何年ぶりかで夏コミにサークル参加される方にご挨拶をしたい(仕事でもお世話になった方なので)。その方が参加される日は、VOCALOIDの関連サークルの参加日でもある(ちょっと欲しかったものがある)。じゃあ、ついでに企業展示場も見てくるか(いちおうマーケティングリサーチ?)。と、3つの理由が揃ってしまったので出かけることになりました、「コミックマーケット74 2日目」です。
 CD-ROMカタログを発売日に購入。我ながら珍しくヤル気充分じゃんと思いきや、カタログ見ながらのサークルチェックは前日深夜かよという、あいかわらずの「夏休みの宿題は8月31日にやる」っぷり。だから、ちょっと寝不足で行くハメに……。


 朝から30度超えの猛烈な真夏日VOCALOIDの同人界隈の人気の度合いが今ひとつ読めないので、欲しいものを絶対に入手したければ、早めに行ったほうがいいんだろうなあと思いつつ、家を出たのは10:00過ぎ。新宿からりんかい線直通の電車に乗って、国際展示場駅へ。毎度思いますが、このJRとりんかい線相互直通運転がかなったおかげで、東京ビッグサイト行きは本当に楽になりました。
 国際展示場駅に着いたのは11:15。駅が人であふれかえっているのは今までにも見た光景でしたが、このたびは今までにない事態にぶち当たりました。「東京ビッグサイトに入るため」に、ものすごい行列ができていたのです! 私のコミケ参加は夏・冬問わず11:30〜12:30に現地着というタイミングなのですが、11:00過ぎに東京ビッグサイトのはるか手前で、前方に500人以上はいそうな入場列に留められたのは初めてです。
 コミケスタッフが、100人くらいずつビッグサイト手前の大階段へ誘導していきます。待ったのはたぶん30分くらいだと思うのですが、影のないところに立ったままなので直射日光が熱い! 前の人の日傘が目に入りそうで怖い! 近くで女の子ふたりが冷却スプレーをお互いに吹きつけまくっている、そのメントール臭に息がつまる! ついでに、人のことは言えませんが、まわり中が汗臭い! 「ああ、これがウワサに聞いた、地獄の“夏混み”か」としみじみ思いましたが、まだまだこんなものじゃなかったね。ホントの人混み地獄は、ビッグサイトの中にあったのです。


 手荷物チェック(ランダムに行なわれていたもよう)もなくエントランスに入れば、すでにそこは文字どおりの人海。「まず西地区へ行き、それから東地区に戻る」のが私のコミケ経験則なので、西地区に向かって蠢いている列にまぎれ込んだのですが、まーさーに牛歩。まだ風が吹けば涼しい屋外とは違って、密閉された館内は熱気むんむん。動かない空気が人体の熱でぬくもって、汗の蒸気がこもっているように感じました。「むわあ」という表現がぴったり。心なしか酸素も薄い。立っている間にも、拭っても拭っても汗の玉が噴き出してきます。平時なら5分もあれば着ける西地区まで、30分はかかった気がします。


 しかし西1地区のサークルゾーンに入ってしまえば、歩くのに苦労はしませんでした。VOCALOID関連のサークルエリアは、それなりに往来がありましたし、列をつくっているところもありましたが、購入に時間はかかりませんでしたね。欲しかったものは、某サークルのストラップ(完売)以外、すべてGET! 本当はエリアを巡ってボカロ家族本とかKAITO本とか開拓したかったんです。そのつもりだったんです。でも滝のような汗でブラウスの色が変わっているようなありさまではその気も失せて、企業展示場へ。……と思ったのですが、企業展示場へのルートが人に埋め尽くされているのを見て、即行断念。やはり見渡すかぎり人混みに埋まっている、東地区へのルートに入りました。一度、ビッグサイトから出て再入場するかたちのこのルートも、平時なら10分もかからずに東地区に行けるはずなんですけどね。30分はかかったね orz。


 今回の一番の目的であるサークルさんは、東地区も果ての東6地区にいらっしゃいます。無事にご挨拶をすませたあとは、壁サークルをざっと見ながら東4地区へ戻りました。結局のところ、各動線が人でいっぱいなだけで、サークルゾーン自体はいつもと変わらないんですよね。
 東1から3地区の壁サークルもチェックしたかったのですが、鞍馬に登ったとき以上に脚が張って、膝も笑っていたので、早々に退却。とはいえ、ビッグサイトを出たときには14:00過ぎてました。企業展示場に行かず、西地区3カ所、東地区1カ所のサークルを(ご挨拶やおしゃべりもほとんどせずに)回っただけで約3時間もかかったなんて、ありえん……。


 先日のワンダーフェスティバルの際のエスカレーター事故の影響で、エスカレーターを稼働させない(動線を迂回変更)、稼働させたところも人数制限を徹底させたのが、混雑を生んだ原因のひとつだったようです。
 でもそれ以上に、コミックマーケットの一般参加者が増えすぎて、もうビッグサイトのキャパシティを超えている。そんな気がしました。
 だからといって、現在の3日間の開催を4日間にというのも、費用の工面やスタッフ(コミケスタッフはボランティア)の確保などの点から難しいでしょうし。入場料を取るというのも、書店や通販でカタログで2000円、CD-ROMカタログで2400円を払っているうえにプラスというのは痛いですよね。カタログ持参入場を徹底して、持っていない人は入場料というかたちを取れば、さらにスタッフの手をとりそうですしね(でもコミックシティなどは入場時にカタログ絶対購入なので、スタッフさえ確保できれば、コミケでもできない話ではないでしょうけれど)。
 入場料を取れば、少しは一般入場者が減るのではないかと思うんだけど、来場だけにお金を取るのはコミケの精神に反するかな。
 たった一日参加しただけで、「コミケはもうキャパシティオーバー」と判断するのは気が早すぎるかもしれませんが、なんとなく岐路に立っている気がしたのでした。


 あと、あれだけ混雑しているなかでのカートははっきり言って迷惑! 脚にぶつけられたり、引っかかってつまずきそうになったり、危ない危ない。あの人海のなかでこけたりしようものなら、将棋倒しの大惨事は間違いなし。エスカレーター逆走並みに危険ですわよ。
 あれだ。スーパーなどで個人のカートをエントランスに置いている人がいますが、あんな感じで、サークル参加者以外のカートはビッグサイトの外周のどこかにカート置き場をつくって置けばどうだ。盗難予防対策は、自動車・自転車と同じく自己責任。盗られたくなければ、持ってくるな式で。コスプレ参加者もカートは更衣室留め置きでよろしくお願いしたいもの。とにかく動線上をカートで通行するのは勘弁してほしいです。
 ……せめて、自分の勝手で他人に迷惑をかけている意識をもって「端っこ歩きなさいよ」と言いたい(笑)。


 16:00過ぎに帰宅しました。すぐにシャワーを浴び、そのままバタンキュー。狩ってきたステキ獲物は明日からのお楽しみですよv(写真はVOCALOID関係の購入物)

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