Diary For Paranoid @ hatena

思いつくまま書くブログ。最近は窪田正孝出演作品感想に特化してます(笑)。

感想

連続テレビ小説『エール』第3週

<『エール』第11話 4月14日> 大正15年ということは、裕一は17歳ですね。現在なら高校2年生で、バケツを持って立たされているあたり、時代を感じます。 裕一の吃音にもなまりにも、子ども時代を演じた石田星空の面影が残っていていいですね。星空君は(も…

連続テレビ小説『エール』第2週 Tweetまとめ

<『エール』第6話 4月7日 Tweet> 藤堂先生は挫折を知る人であったか。「俺は無いものを追ったんだ」という言葉に、才能を持つ人に対する複雑な思いが覗きました。でも、だからこそ、教師になって子どもたちに音楽を教え、子どもの才能を見つけて喜び、その…

連続テレビ小説『エール』第1週Tweetまとめ

NHKで放映中の連続テレビ小説『エール』に関して、第1週分のTweetをまとめました。ついでに、字数で省いたこともちょっとだけ加えています。今、Tweetできているのは、テレワークのおかげで、平日の通勤時間がないため(2時間ほど時間ができているのです)…

映画『ファンシー』のイメージは旧「クールミント」のイラスト!

ロッテの旧「クールミントガム」のイラストっぽいもの 映画『ファンシー』の南十字星ペンギンは、久しぶりに「窪田正孝ならでは」の役を観た、という印象でした。 コウテイペンギンが、南極大陸の氷原で斜め上を見たまま立ち尽くしている、その不動のシルエ…

誤読をおそれず、2019年版『唐版 風の又三郎』を考えてみた

『唐版 風の又三郎』を考えるとき、必要と感じたのが、以下の年表である。1937(昭和12)年12月 9日 日本海軍の戦闘機操縦士・樫村寛一の片翼帰還1940(昭和15)年 2月11日 東京都台東区下谷万年町に唐十郎誕生1941(昭和16)年12月 8日 太平洋戦争開戦1945…

『ヒモメン』第1話は「この手で来たか!」のオンパレード

「働き方改革」ってなんだ!? 「働き改革」とは、端的に言えば、ひとりが残業して担ってきた仕事を複数でシェアし、残業ゼロで家庭で過ごす時間を増やすことで、生産力を維持し、出生率を上げようってことでしょう。番組のキャッチの「働かないという、働き方…

『アンナチュラル』についてのツイートまとめ その2

自分用の整理に『アンナチュラル』についてつぶやいたツイートをまとめてみました、第2弾。第6話〜第10話分です。「後半は下手なことを書かないようにしよう」と決意していたにも関わらず、書きまくってました(特にリプライツイートに……)。やっぱり安定…

『アンナチュラル』についてのツイートまとめ その1

自分用の整理に『アンナチュラル』についてつぶやいたツイートをまとめてみました。第1話〜第5話分です。意外にたくさん書いていてびっくりです。そして、最終回を迎えた今では、毎度安定の深読み(過ぎ)斜め読み(過ぎ)誤読っぷりが我ながら面白すぎま…

『アンナチュラル』が特殊な理由を考えてみた

TVドラマ『アンナチュラル』の魅力は数々ありますが、私が注目しているひとつは、連続殺人を起こさずに事件を解決している点です。 ひとつめの事件では糸口がつかめず、ふたつめ、あるいはみっつめの事件の類似を探ることで解決に導くのは、サスペンスドラマ…

『HiGH&LOW THE MOVIE 3/FINAL MISSION』スモーキーという幻想 後編

『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』のネタばれありです。未見の方はご注意ください。 TVドラマから劇場版までを通して、『HiGH & LOW』シリーズの表の主人公は山王連合会の総長・コブラ、裏の主人公は元ムゲンの総長・琥珀。それは異論のないところで…

『HiGH&LOW THE MOVIE 3/FINAL MISSION』スモーキーという幻想 前編

『HiGH&LOW THE MOVIE 3 / FINAL MISSION』のネタばれありです。未見の方はご注意ください。 I'll fight for my passion in life Give everything I have in me −from "Break into the dark" 「自分の持てるすべてのものを与えたい。 それこそが生きがい。そ…

TVドラマ『HiGH&LOW』Season1 スモーキーという現象

以下はTVシリーズ放送後、劇場版シリーズ公開前あたりに書いた感想文の改稿です。TVシリーズSeason1のスモーキーについてしか語っていません。 TVシリーズのネタばれありです。未見の方はご注意ください。 午前1時過ぎというと、原稿書いたり、ネットした…

『僕たちがやりました』第8・9話 みんな表情が秀逸すぎてリピが止まりません

第8話を観たとき、市橋はトビオが矢波高校爆破事件の犯人だと思いながら死んだのか、トビオは潔白だったと思いながら死んだのか、どちらだろうという疑問が浮かびました。 個人的には、市橋はトビオが犯人だと疑ったままだったのでは、と考えています。爆破…

『僕たちがやりました』第7話 「新しいトビオ」との出会いが終わりの始まり

屋上から飛び降りて、死んだら贖罪、助かったら「新しい俺」を始める。 ーー助かったトビオは「新しい俺」を始めることにします。 人間、自分の心で受け止めきれないことがあると、「錯乱」します。そういうとき、本人はいつもどおり自分で考えて行動してい…

『僕たちがやりました』第6話 ターニングポイントでまさかのターンアウト!?

『僕たちがやりました』第6話。1クール作品の折り返し地点で、『僕やり』も前半のクライマックスを迎えたように思います。 爆破事件の真犯人が警察に出頭し、パイセンが「冤罪」で釈放され、それぞれの逃亡生活から再び集合した4人は「無罪」に歓喜します…

『僕たちがやりました』第5話(個人的に)見たいものが見たいように見られた神回!

『僕たちがやりました』第5話、Twitterにも投稿しましたが、140字では言い尽くせない感想を思い切り書いてみました(笑)。原作未読前提。ご興味のある方はどうぞ。 自分でも言ってるけど、トビオは根っから逃避体質なんですね。まさに貞操の危機の真っ最中…

映画『東京喰種 トーキョーグール』延長戦 ふたつの「この世界は間違ってる!」

※ ネタバレしています。映画を未見の方はご注意ください。 ※原作未読です。以下は、映画と映画のパンフレットを元にした「感想」です。原作既読の方には、映画と原作の(当然起こりうる)差異による解釈の違いを寛容な目で楽しんでいただけましたら幸いです…

映画『東京喰種 トーキョーグール』後半戦 カネキの半喰種化は精神的両性具有化

※ ネタバレしています。映画を未見の方はご注意ください。 ※原作未読です。以下は、映画と映画のパンフレットを元にした「感想」です。原作既読の方には、映画と原作の(当然起こりうる)差異による解釈の違いを寛容な目で楽しんでいただけましたら幸いです…

映画『東京喰種 トーキョーグール』前半戦 こんな「変身譚」、観たことない!

※ ネタバレしています。映画を未見の方はご注意ください。 ※原作未読です。以下は、映画と映画のパンフレットを元にした「感想」です。原作既読の方には、映画と原作の(当然起こりうる)差異による解釈の違いを寛容な目で楽しんでいただけましたら幸いです…

『4号警備』その2 こういう終わり方、嫌いじゃない。けどね……!

『4号警備』最終話を視聴。毎回、見どころやキラーフレーズがある作品の最終話だけに、やっぱりいろいろありました! 金沢さんの心尽くしの御守りを自ら手を伸ばして受け取った朝比奈。金沢さんに「かわいい」と驚かれてましたが、本当にかわいい! 朝比奈…

『4号警備』その1 28分間のドラマは3倍濃縮の特濃ジュースだった!

毎週楽しみに視聴していた『4号警備』が終わりました。次の土曜日20時15分にテレビをつけても観られないのかともの寂しく、『4号警備』ロス、かなり後を引きそうです。 私が『4号警備』に興味をもったのは、「警察ならぬ民間警備会社によるボディガード、…

『ヒーローマニア 生活』は“友情”が育まれる過程にアテンション!

『ヒーローマニア 生活』は、劇場公開前からチェックしていたのに、ちょうど忙しい時期で見逃した映画。パッケージ化を待つこと、約半年。評価が「良い」「悪い」に極端に二分化していたので、「ただただ冗漫な映画になってるんだったらちょっとなあ」とレン…

『血界戦線』と9.11の私的関係

1990年に公開された『ダイ・ハード2』には、テロリストにより飛行機が墜落させられるシーンがあります。このシーン、私は「まさか、まさか」と思いながら観ていました。まさか本当に大型旅客機を乗客乗員ごと地面に激突させ、炎上させるなんて、実際に目の…

映画『ソロモンの偽証』は前篇を観たら、後篇も絶対観たくなる!

昨夜、「『ソロモンの偽証』クリスマス・スペシャル先行傍聴会」に行ってきました。「本作の最初の<傍聴人>」だそうです! 「『ソロモンの偽証』、始まりの事件から23年目のXmasに最速上映で「謎をプレゼント!」 | シネマカフェ http://www.cinemacafe.ne…

アニメ映画『楽園追放-Expelled from Paradise-』の電脳空間の描写に感動!

フルCGアニメ映画『楽園追放-Expelled from Paradise-』は非常に饒舌な作品。たとえば「長年、肥料を売っている」というセリフで「ああ、火薬を作ってるんだな」と思ったら、画面で硝酸塩類の説明が始まる、みたいな。 映像を観ていて「ん?」と引っかかると…

映画『悪童日記』は冴え冴えとした残酷さが美しい双子に釘付け!

映画『悪童日記』は、ヤノシュ・サース監督が主役の双子を演じたジェーマント兄弟を見つけ出したことがなによりの勝因だったと思います。 ハンガリーのすべての学校に連絡して双子を探すこと半年。ジェーマント兄弟は“ぼくら”が疎開先でそうだったように、寒…

映画『デザートフラワー』は今観ておきたい映画

『デザートフラワー』は、ソマリアの砂漠で生まれた少女ワリス・ディリーがファッション界のトップモデルへ駆け上がる物語。ワリスの自伝をベースにつくられた映画です。 13歳で老人の4人目の妻になるよう強要され、逃げてひとりで砂漠を渡り、祖母の伝手で…

沈黙に時が降り積もる ドキュメンタリー映画『大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院』

フランス・アルプスの山中にあり、カトリック教会の中でも厳しい戒律で知られるグランド・シャルトルーズ修道院。観光はもちろんカメラの侵入も許されず、この映画の撮影も1984年の申請から16年後の2000年に許諾されました。 撮影の条件は、映画は音楽なし、…

シリアスなコメディ、その絶妙が生む混沌 映画『グランド・ブダペスト・ホテル』

『グランド・ブダペスト・ホテル』は「ドラメディ(ドラマとコメディのミックス作品)とはなんぞや」がよくわかる作品です。 めまぐるしく変わるシーンシーンにチャップリン映画を彷彿させる風刺を秘めたコントがくり出されますが、ホテルの上顧客マダム・D…

凡人が天才に迫る“追いつめ愛” 映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』

『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』は「悪魔に魂を売り渡して手に入れた」超絶技巧を誇る希代のヴァイオリニストにして作曲家、ニコロ・パガニーニとマネージャーとして彼に付き従ったウルバーニの物語。 パガニーニ役は「21世紀のパガニーニ」との…