Diary For Paranoid @ hatena

思いつくまま書くブログ。最近は窪田正孝出演作品感想に特化してます(笑)。

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』は「新しくて、懐かしい」!



 今夏の私的大本命『スター・トレック イントゥ・ダークネス』3D吹替版鑑賞。2、3年内に私が観た映画でベストと言ってもいい! もう最高!!
 最初から最後まで息をつかせぬ緊迫感あふれる展開。誰が味方で、誰が敵で、誰が言ってることが正しいのか。謎が謎を呼ぶうちに、自然にそこにあった個々の断片が次第につながっていき、全く違った様相を見せる、その驚きと快感!


 『パシフィック・リム』にさえ中だるみを感じたのに、この作品にたるみは一切なし。前作の『スター・トレック』とも段違いに演出がブラッシュアップされています。前作の、と書きましたが、前作を知らなくても全然大丈夫。もちろん、旧『スター・トレック』を知らなくても充分理解できますし、楽しめます。そのうえで、知っているとさらに楽しい。「こういう事情でクリンゴンとの戦いが始まったのね」と歴史の始まりを感じたり、『スター・トレックII カーンの逆襲』のあの涙のシーンの逆バージョンが見られたり。
 なにより旧『スター・トレック』における「ハリー・ポッター」シリーズのヴォルデモートみたいな「あの人」の登場で、いやが上にも緊張と興奮が高まります!


 さらにさらに旧『スター・トレック』ファンとしてうれしいのは、キャストが全員入れ替わっているにも関わらず、カークもスポックもマッコイもスコットもスールーもウフーラも、キャラクターがきちんと引き継がれていること。まだUSSエンタープライズで調査飛行に出かける前の彼らなので、それぞれが血気盛んで若気が至りまくってるのですが、後の面影がちゃんと見えるのです。
 「新しくて、懐かしい」とはこういうことを言うのでしょう。エンディングで「Space: the final frontier.」のセリフと共にテーマ曲がかかった瞬間、涙が出ました(『風立ちぬ』では泣かなかったのに!)。世の旧作をリメイクして新作を作ろうとしている方全員に、手本として見ていただきたいと思います。


 『イントゥ・ダークネス』の一番のポイントはやはりベネディクト・カンバーバッチの存在感。詭弁を弄し、頭が切れて、感情を出さず、戦闘能力はクリンゴン兵団を一人で倒すほど。最強の敵役はこうあってほしいという願望を体現しています。すごい役者さんが現れたな!
 スクリーンでの鑑賞を絶対推奨!


 『スター・トレック イントゥ・ダークネス』サイト:http://www.startrek-movie.jp/index.php
 『スター・トレック イントゥ・ダークネス』本予告編:http://www.youtube.com/watch?v=-W4XCYVyFf4
 



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