映画『天地明察』は岡田准一のキラキラ瞳と明快さが最高に心地いい!
『009 RE:CYBORG』を観たあと、滝田洋二郎監督の『天地明察』を鑑賞。「これぞ明快!」と感嘆しました。
映像のために物語があるのではなく、物語のために映像がある。過不足ない描写で、「この作品で伝えたいこと」が真っ当に伝わってくる心地よさ。
登場人物の死を惜しいと涙し、その遺志を引き継ぐ主人公を応援したいと思い、失敗がもたらす絶望、絶望を希望に変える友情、努力を積み重ねた末の成功に、自然に湧き上がる感動。
やたらに伏線を張らず、張ったものはきっちり回収し、制作側の解説などなくても始終が明らか。これが大衆に向ける作品作りだと再認識。
安井算哲役の岡田准一の演技も見事でした。関孝和からの算術問題に夢中になる目のキラキラっぷり、勝負に負けて絶望した時の憔悴っぷり。二十年余の歳月をよく演じきられたと思います。
「満天の星は絶対にスクリーンで!」と思っていたので、上映期間に観られてよかった。「いや〜映画って本当にいいもんですね!」
『天地明察』予告編:http://www.youtube.com/watch?v=Kb8yz-DNOmA
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/02/22
- メディア: DVD
- クリック: 6回
- この商品を含むブログを見る
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2013/02/22
- メディア: Blu-ray
- クリック: 6回
- この商品を含むブログ (11件) を見る