Diary For Paranoid @ hatena

思いつくまま書くブログ。最近は窪田正孝出演作品感想に特化してます(笑)。

東京三世社、9月末に任意整理

 10月までは、Twitterでつぶやいたことを、できるだけ週末にまとめてblogにUPしていきます。


 8月3日、「新文化」のサイトにて東京三世社の廃業のニュースを知り、意気消沈しています。アダルト雑誌の老舗として知られていますが、1978年から1995年ごろにかけてSFマンガを発掘・開拓し、良作を世に送り出してくれた出版社でもありました。
 「少年少女SFマンガ競作大全集」は購読していませんでしたが、派生であるハードカバーのコミック本「マイコミックス」シリーズは、何度かの転居にも手放すことなく、今でも読み返す宝物。山田ミネコの『雲中飛行(ジ・イン・クラウド)』『最終戦争』、佐々木淳子の『Who! 超幻想SF傑作集』、たらさわみちの『眠れる翼』、奥友志津子の『冬の惑星』、佐伯かよのの『闇からの呼び声』、柴田昌弘の『狼少女ラン』……。こうして並べると、SFマンガにハマる入り口だったなあと思い出されます。


 特に私の心のバイブルのひとつである筒井百々子の『ものまね鳥シンフォニー』全2巻と『小さき花や小さき花びら』、そして『空の上のアレン』全4巻を、ソフトカバーとはいえA5判で、カラーページ付きで上質な紙と印刷で発行してくれたことには、どんなに感謝しても足りません。この7冊は、本棚の中でも私のいちばん近く、日焼けしないところに大切に保管しています。
 『ものまね鳥シンフォニー』と『小さき花や小さき花びら』の「もうひとつのたんぽぽクレーター」シリーズと『空の上のアレン』が掲載された「クレッセント」はほぼ毎号買ってました。『空の上のアレン』の連載が終わってからは買わなくなったのですが、おかげで単行本にならなかった「ヴェルスタソナタ」を逃してるんですよね。ううむ、悔しい。


 ファンタジー系の「ネオファンタジーCREW(クルー)」も一時期購入してました。私のマンガ歴、東京三世社の存在が大きすぎる!
 なんという寂寥感。夏真っ盛りに、心に冷たい隙間風が吹いています……。


新文化」ニュースフラッシュ
http://www.shinbunka.co.jp/news2010/08/100803-01.htm