ロビン・ウィリアムズ追悼 映画『バードケージ』は芸達者ぞろいの名作コメディ
ロビン・ウィリアムズが8月11日に亡くなられていたのですね。
シリアスからコメディまで、ファンタジーからSFまで、人情ドラマから社会問題を扱ったものまで、幅広い作品の多くで主人公やメインキャラクター演じてこられたウィリアムズ。なかでも私は『ミセス・ダウト』と『バードケージ』が好きです。
『バードケージ』は、ミュージカル『ラ・カージュ・オ・フォール』を映画化した『Mr.レディMr.マダム』のハリウッドリメイク作品。
ナイトクラブ「バードケージ」のオーナー・アーマンド(ウィリアムズ)と店の花形・アルバート(ネイサン・レイン)は男性同士のカップル。
アーマンドの20歳になる息子ヴァルが恋人バーバラと婚約することになり、彼女の両親がヴァルの両親に会いたいと言ってきた。バーバラの父親(ジーン・ハックマン)はゲイクラブを取り締まるべきと考えている堅物な上院議員。ヴァルのために「普通の家庭」を演出しようと、アーマンドはヴァルの実母であるキャサリンを招くが、母親としてヴァルを慈しみ育ててきたアルバートは面白くない。両家挨拶の当日、渋滞で遅れているキャサリンの代わりに現れたのは……。
芸達者ぞろいのドタバタに笑えて、ほろりとするコメディ。また観たくなりました。
私の好きなマンガのひとつ、篠崎佳久子の『N.Y.LOVE カミニート』に、『ラ・カージュ・オ・フォール』にインスパイアされたと思われるシーンが出てくるんですよね。
そして、今気がついたのですが、『ミセス・ダウト』も『バードケージ』も女装して“おばさん”になる男性が出てくるのだわ。
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