Diary For Paranoid @ hatena

思いつくまま書くブログ。最近は窪田正孝出演作品感想に特化してます(笑)。

創作バトン

 ネット世界には、いろいろなバトンがあるものですね。けっこうなタイミングで目についたので、某所から拾ってまいりました。
 趣味の小説創作について、つらつらと。記憶を封印していた(らしい)過去のイタタを思い出して、「うおおーっ!」ともんどり打ってみたり……。
 興味がおありでしたら、どうぞ。




●創作歴を教えてください。
 中学のとき、国語の時間に「芥川龍之介の『羅生門』の続きを書いてみましょう」という作文のお題が出ました。書いているうちに調子にのって、下人のその後に400字詰め原稿用紙を10枚費やしました。もちろん、クラスで最長。だって、先生が「原稿用紙2枚以上。時間内で書けるところまで書いていいよ」って言ったから。「書けば、長編」は、もはやどうにもならない「三つ子の魂」 orz。
 これが最初の創作活動であり、後にも先にもただ一度の二次創作でした。

 意識して物語を書きだしたのは、高校時代。家ではマンガ禁止だったので、たぶんに鬱憤ばらしでオリジナルマンガを(笑)。


●最初に書き上げた作品はどのようなお話でしたか?
 『超人ロック』と『スケバン刑事』の神恭一郎にものすごーく影響を受けた、超能力者もの。「ギリシア神話」のオリンポス十二神が、超能力をもって現代人に転生するという話でした。主人公はディオニソス
 『アリーズ』を目にしたときには、思わず吹きました。そのときまで、自分だけが思いつけるネタだと信じていましたから、世の中の広さを思い知りました。この世に存在するすべての小説の元ネタとまでいわれる「ギリシア神話」をネタにして、「私だけのネタ」と思っていたところは、つくづくお子サマ。


●今まで書いた作品の中で、一番気に入ってるものは何ですか?
 『ペンション「愛の巣」へようこそ!』。自分の思うがままに書いたので。

 高校時代は、スケッチブックやノートに描いたマンガを、無理矢理、友人に読ませるようなイタい奴でした。当時に描いたものでマシだった記憶があるのは『白い秋』。第一次世界大戦で生き別れになった兄妹の話。


●創作する上で一番気をつけていることは何ですか?
 好きなように書く。いろいろ考えだすと、書けなくなるので(<ダメじゃん)。


●どんな時にネタを思いつきますか?
 仕事が詰まっているとき。道を歩いているとき。お風呂に入っているとき。映画やドラマ、アニメを見ているとき。なにかを読んでいるとき。CDを聞いていて、歌詞に引っかかりを感じたとき。


●ネタが思いついた後、それをどうやって形にし、肉づけしていくか、あなたなりの構成方法を教えてください。差し支えなければ、オンorオフ上で作品を発表している方は、具体的にそのプロセスを教えてください。
 ネタが浮かぶ→そのネタが使えるようなキャラクターをつくる→そのキャラクターをメインにしたストーリーを考える→ストーリーを考えているときに必要となったサブキャラクターの造形や設定をでっち上げる→誰の目線で書くかを決める→書き始める。
 ストーリーを考えているときに、伏線をどう張るか考えます。でも、書いている最中に、「ここでこう張って、あそこで回収するか」と思いつきで張ることもしばしば。そうして、回収し忘れる…… orz。行き当たりばったり度、けっこう高し。

 映画のように映像が見えて、それが動き出したら、書きだせます。逆に、映像が見えないモノはボツネタ直行。


●プロットは立てますか? それはどのように書きますか?
 最初から最後まで、頭の中で考えます。構成も伏線もすべて脳内作業。プロットをなにかに書くと、その時点で満足して本編を書かなくなってしまうので。
 年号や年齢等、数字が必要になったときだけ、紙に書いて確認します(暗算できませーん)。
 ……設定やプロットを書いて、それっきりの話が、屍累々。


●↑でプロットを立てると書かれた方へ。プロット→本番のとき、プロットどおりにキャラは動いてくれますか?
 頭の中で動かしているときと、実際に文章にしたときとで、動きが変わることはあります。文章力不足で、どうしても思うとおりの表現ができない、とか。書いてみたら、先に書いていたことがいつの間にか伏線になっていた、とか(回収する必要が出て、キャラの動きが若干変わる)。
 しかし、プロットをぶっちぎって活躍してくれるような、イキのいいキャラクターはつくれないdestiny。


●一番好きな作業は何ですか?
 頭の中でこねくりまわす(脳内にて別世界在住のダブルライフ)。張った伏線を回収する(しめしめと思う。「驚け!」と思う)。ENDマークをつける(最高の快感)。以上、同率一位。


●あなたの創作七つ道具を教えてください。
 七つですか……。脳。辞書。そのとき書いている話に関する資料。PC。妄想世界に逃避しないといられないくらいのストレスないしはプレッシャー。萌え。経験。


●創作中「これだけは欠かせない」というアイテムがあったら教えてください(コーヒー、テレビ、音楽等)。
 ミルク入りコーヒーか、紅茶。手が震えてきたら、チョコレート。


●あなたが「影響を受けている」と思う方は誰ですか?(先人、プロアマ、ジャンル問わず) ここは敢えて一人、あげてください。
 宮部みゆき。少年目線で語りたくなるのは、この方の、特に初期の作品のせい。


●スランプになった時の症状を教えてください。
 書くことはわかっているのに、どうしても最初の1文字が打てない。文章が思い浮かばない。という症状なので、スランプのときは放置。それが許されるから、趣味の創作は好きv


●ご自分の作品世界で、共通するテーマがあるとしたら、それは何だと思いますか?
 「人は、人によって生かされる/活かされる」。「人の人生に影響を及ぼせるのは、人だけ」。「その時、(その人の)歴史が動いた」。


●ご自分の作品に対して、客観的な感想をどうぞ。
 理屈っぽい。あと、いいかげん兄妹ネタ、病気ネタ、腹黒ネタから離れようよ orz。


●ご自分の作品、これから課題があるとしたらそれは何だと思いますか?
 文章 orz。リズムと語尾のバリエーション。


●ご自分の作品に愛はありますか?
 ありますとも。最愛ですとも。できの悪い子ほどかわいいv


●あなたの作品が好きだ。と言う方に一言どうぞ。
 好きなように書くということは、私のモノゴトの捉え方や考え方がダダ漏れになるということ。それを「好きだ」と言ってくださる方は、得難く、有り難いと思います。


●今後、どのような作品を書いていきたいですか?
 それはもう「構想25年の超大作」ですよ! 私たちが住む地球と同じような歴史を刻む、もうひとつの地球の物語(>時代考証から全力逃走)。その地球での、第一次世界大戦から第二次世界大戦前夜のヨーロッパの話です。主人公は、「バルカンの火薬庫」の「火種」のひとつという運命を背負わされた青年。
 彼が1代目で、ストーリーは5代目まで妄想済み。すべて書けば、150年くらいのスパンの話になります。……だから、終わりそうにないのね orz。

 ボワロー&ナルスジャックの「新ルパン冒険シリーズ」の『バルカンの火薬庫』とか、『紅はこべ』とかの影響を受けていると思われます。


●二次に限り「これに出会って私は変わりました」という作品。
 二次作品から選べということですかね? 私にはそもそもパロディ脳がないので、二次作品を見ても、読んでも、萌え萌えこそすれ、変わることはないザンス。
 一次というかオリジナル作品なら、『はみだしっ子』とエラリー・クイーンの「国名」シリーズ、ディック・フランシスの「競馬」シリーズ。


●今、あなたが読みたい(見たい)と思う作品があれば(いくつでも可)。
 おもしろい小説、おもしろいマンガ、おもしろい映画、おもしろいドラマ。


●創作中BGMは聴きますか? 聴かれる方はどの様な音楽を聴いていますか?
 無音推奨。


●原稿制作に準備〜完成までどのくらいの時間をかけますか?
 高校時代は、200ページくらいの鉛筆描きマンガを1カ月くらいで描き上げていたような気がします。今では、オンライン小説1作品に約2年……。


●二次をやっている方へ。あなたは何のために二次創作をしていますか?
 二次作品をつくられる方が、ときどきすごくうらやましくなります。つくり手さんたちの輪が楽しそうで。
 私は、どんな作品を見ても、その作品からなにかストーリーを思いつく、ということができません。『WOLF'S RAIN』くらいですかね。「こういう結末もあるかな」と思いついたのは。でも、それを「作品」に昇華できないんですよね。

 まあ、職業を考えれば、二次作品が書けないというのはよかったかな、と思います。編集やライティングを担当する作品に萌えちゃったとき、自分解釈で萌え設定をつくってしまったり、ひいきが文章に出たりしたら、超ヤバいので orz。


●自分だけが楽しむための妄想ネタを持ってますか?
 ここ1年ほどは、『ペンション「愛の巣」へようこそ!』のベア&カガリのいちゃいちゃネタ。定休日2泊目の夜は、ベアにとって月一回のいちゃいちゃタイムなのに、5月はボクさまが一緒だったので、カガリが拒否。しょうがないから、病院帰りにブティックホテルに寄りましょうかね、というネタで遊んでました(笑)。

 「構想25年」ネタでは、思いついてから25年の間、しょっちゅう妄想してます orz。


●創作をする上でのこだわりは
 自分が読みたいと思うモノを書く。


●バトンを回す人。
 もしご覧になっていらっしゃいましたら、「永久機関」の伊藤さま。ちょっと知りたいかも……。お忙しければ、無視してくださいませ。


 なんだか答えに「orz」することが多かったような。ま、たまには来し方を振り返ってみるのも、よし。