Diary For Paranoid @ hatena

思いつくまま書くブログ。最近は窪田正孝出演作品感想に特化してます(笑)。

二泊三日で観るだけ観て回る! 広島旅行 広島市街〜宮島〜呉〜尾道



 連休を利用して広島を観光してきました。実家のある明石駅で旧友と待ち合せ、西明石駅から新幹線で広島駅へ。
 まずは広島市街を観光。「原爆ドーム」は、テレビなどで見て想像していた以上に破壊されていました。本当に見えている部分しか残ってないんですね。30度超えの夏日だったのに、足元から冷気を感じて鳥肌が立ちました。



 広島市街(原爆ドーム前)から宮島口(宮島連絡船の船着き場)までは広島電鉄路面電車)で約1時間。JRでも広島駅から約30分かかります。もっと近いのかと思っていたのでビックリしました。宮島口からJR西日本宮島フェリーで宮島へ。
 海上から見える赤い大鳥居。そう、ここにあるのは説明不要の世界文化遺産厳島神社」。
 海の中に立つ社殿、その意味、形、色、試されたさまざまな工法。潮の満ち引きで変わる表情。海面に映る鏡像は、波に揺れてさながら竜宮城のよう。日本人の意識に強烈に響く「美」の集大成。一度は行くべき、見るべき!



 「嚴島神社」の大鳥居と神鹿。まるで絵葉書みたいな一枚(笑)。



 宮島で一泊した後、JRで呉へ。1/10スケール(全長26.3m)の戦艦大和@呉「大和ミュージアム」。設計図や写真、沈没した船体の調査を元に詳細に再現されています。



 零戦62型と人間魚雷「回天」が一枚の写真に収まるのもシュールな感じです。



 呉駅からJRでさらに東へ。乗り換えの広駅で待っていたのは「広島の食」がテーマのラッピング列車「まんぷく宝しま号」http://news.ameba.jp/20130710-597/ 。ラーメン屋のドア右には猫が2匹描かれてます。描かれている店々がリアルすぎてシュールなこの列車で尾道まで約2時間の旅。



 夜と朝の尾道@「千光寺山荘」。尾道水道を挟んで向島。奥は「しまなみ海道」の起点の新尾道大橋尾道大橋。海からすぐ山の東西に細長い町で、坂と階段が多い!






  坂をちょっと上がっただけで、市街が眼下に。かなり勾配がきついのです。



 古民家カフェ「梟の館」。入口に「躾のできていないお客様はお断り」なんて書いてあってビクつきましたが、店員さんの応対はとても丁寧。美味なオープンサンドとコクのある赤ワインですっかり和みました。






 坂の町・尾道は猫の町でも知られます。坂道や階段のそこここに猫。小さな広場にも猫。「猫の細道」には家々の軒先に猫の置物が……。耳の先が切れているのは避妊済み。増えすぎると困るのは何処も同じ。






 尾道でお薦めなのが、駅前の国道2号線沿いにある居酒屋「みち草」。愛想のいいご主人が「お帰りなさい!」と迎えてくれます。生ビール中ジョッキにおばんざい1品で750円。これが美味しくて、呉の地酒「雨後の月」とあなごの唐揚げやにぎり寿司等々、女二人ですっかり長居してしまいました(笑)。


<追加>
 広島旅行土産の「広島大長レモンのお酒」。リモンチェッロ(イタリアのレモン酒。度数30)を想像していたら、度数6のレモンの風味が濃厚なまろやかなお酒でしたv 呉の日本酒メーカー「千幅」の「瀬戸内ブランド」認定商品で、日本酒(千福 純米酒)とレモン果汁を合わせたものだそう。
 


 尾道は親切で話し好きな方が多い印象。千光寺の御住職の母堂様からは客殿の襖絵とそれを描かれた七類堂天谿画伯について、文学記念室ではシルバーガイドの方から展示物の説明、林芙美子のこと、さらには尾道の歴史まで、招き猫美術館の館長さんからは尾道の猫のこと、など、行く先々で興味深いお話を伺いました。
 タクシーの運転手さんや千光寺ロープウェイの係員さんも親しく声をかけてくださったし。居酒屋・みち草の店主も気持ちのいい方だったし。尾道が古くから海運で栄えた商業地で物資と共に人の交流も盛んだった頃の気質が現代に継がれているのかも。すっかり大好きな町になりましたv