Diary For Paranoid @ hatena

思いつくまま書くブログ。最近は窪田正孝出演作品感想に特化してます(笑)。

たまにはグルマンを気どってv

 子どもが大阪の私立中学に受かったので、3月中に向こうに引っ越すという友人と、別れのランチをごいっしょしました。
 待ち合わせ時間からきっちり30分遅れてきてくれたために、立ちっぱなしで待っていた私はいきなり腰痛の幕開けだったわけですが…… orz。
 「11時って言ったような気がしてん。でも11時半だったかなって思って」って、なんだ、そのワケわからん言い訳は!? 「私が11時半でええやんって言ったら、アナタが11時って譲らへんかったんやん。だいたい、記憶があやふやになったんやったら、電話してきいな。なんのためのケータイや?」と言えば、「ごめ〜ん。最近、メモしてても忘れるねん」って、反省してないな……。同い年なんだから、「アルツハイマーかなあ?」って首を傾げるの、やーめーてー。お互い、まだそんな歳ちゃうやろ orz。


 と、まあ、約10カ月ぶりくらいのボケた再会だったわけですが、ホテルオークラのフレンチレストラン「ラ・ベル・エポック」のランチは相変わらずおいしかったですv 2月のランチコース「メニューデグスタシオン」、7700円の価値は充分にありました!
 アミューズは、ブルーチーズがつまったプティフール風の焼きものともうひと品。オードブルは、アボガドクリームをヒラメの薄造りで包んだもの。薄切りされたヒラメの身からアボガドの緑が透けて見える、なんとも春らしい逸品です。スープは、泡立てたクリームを載せたカプチーノスタイルのクラムチャウダー。薄めの味わいだったオードブルに、濃いめの味つけのクラムチャウダーと、メリハリが利いています。
 メインの魚料理は「真鯛ポワレ ハーブ入りリゾットとともに フルーツトマトのソースで」。焼きかげんが絶妙で、じわりとしみ出す真鯛の旨味に舌がほくほく喜ぶ感じ。フルーツトマトのソースもほどよい甘酸っぱさで、これは最高! 肉料理は「コック・オ・ヴァン(雄鶏の赤ワイン煮込み )」と「牛フィレ肉の網焼き ソテードオニオン添え 伝統的なフォン・ドゥ・ボーのソースで」から「コック・オ・ヴァン」を選択。骨付きで出てきた鶏肉は、ナイフとフォークでするっと取れるくらいのやわらかさ。ソースが微妙に重くてしつこかったのですが、冬のお料理ならアリでしょうか。と思いつつ、ペロペロッといただいちゃいましたv
 アヴァンデセールは、カシス、クランベリー、ブルーベリーなどのベリー系フルーツに透明なゼリーをかぶせたものを小さなグラスで。デザートは、ムース・フォンダン・ショコラとアイスクリーム。コーヒーと、デザートワゴンからはマカロン、ベリーのプティタルト、オレンジピールを。

 ワインは、なんと私の好みを狙いすましたかがごとくサン=テミリオンがあったので、グラスで。メルローカベルネ・フランの赤ワインです。まろやかで香りがいいんですよv


 引っ越しの経緯を中心に話を聞いて、コーヒーを2杯お替わりして、2時間半ほどまったり。月曜日のお昼ですから、客は私たちとあと2組だけ。静かでゆったりとした時間を過ごしました。

 そのあとはロビーでおしゃべり。話題はサブプライム問題からFXから日本式株式投資まで。友人のご主人が証券会社にお勤めなので、そんな話に(笑)。
 おなかも落ち着いた16時ごろ、やはりホテル内のダイニングカフェ「カメリア」に入って、ピーチメルバをいただきました。
 これが想像していたよりも甘くて、辛党の私には痛恨のミスオーダー。缶詰の黄桃の甘さにクリームとラズベリーソースの甘味が加わって、歯が浮くような甘さでした。桃の風味が生きたデザートかと期待したのですけど……そもそも時季をはずしていますね。こんどは桃の季節に、ほかのお店のピーチメルバを試してみるとしましょう(元祖エスコフィエのピーチメルバ(ペシュ・メルバ)はキョーレツに甘いに決まってると思ってます。ええ、きっとね)。


 どこかすっきりしない胃腸ぐあいと、前日の悪酔いを引きずっていたわりには、おいしいものをおいしくいただき、ほどよい酔い心地で別れることができました。よかった、よかった。
 ご主人は仕事の関係で関東住まいのままなので、彼女もときどき上京してくるとか。またステキなランチタイムをごいっしょしたいですねv