ほくほくおいしい「白菜と豚肉の料理」

　「この季節は白菜がおいしいですね」という話をしたら、事務所の所長さんが簡単でおいしい白菜料理のレシピを教えてくれました。「一生のなかで食事の回数なんて知れている。だから、できるだけおいしいものを食べたい」という信条をもっている彼は、自分でも工夫してお料理しちゃう方なのです。有機野菜を取り寄せたり、炊飯器でなく土鍋でご飯を炊くところからして、私とは違う次元に住む「料理人」です。

　さて、その簡単でおいしい白菜料理を早速につくってみました。白菜４分の１とうすぎりの豚肉を６枚。鍋が小さいので白菜４分の１の半分と豚肉３切れで２回に分けました。
　蓋のできる鍋にゴマ油を敷いて、まず豚肉を軽く炒めます。そこへ白菜の芯の部分を投入。蓋をして中火で10分ほど炊き、芯がしんなりしてきたら葉の部分を投下。しょうゆを軽く回しかけて、蓋を閉め、さらに10分ほど火を通します。白菜から水分が出るので、蓋をしているかぎり焦げ付くことはありません。ほどよい色合いになったらいただきます。とっても簡単、手間いらず。
　１回目は、しょうゆではなくこしょうと塩でつくってみました。２回目は、豚肉に軽く塩こしょうした以外はしょうゆのみ。どちらもおいしかったですが、好みとしては、塩とこしょう中心に、味の調整にしょうゆを使うくらいがいい感じです。
　ポイントは、白菜の水分で炊き上げること。ですので、蓋はできるだけ開けずに、カタカタ鳴りだすまで蒸す感覚で放っておくのがいいようです。
　白菜の甘みを存分に味わえる一品。ぜひお試しあれ！