Diary For Paranoid @ hatena

思いつくまま書くブログ。最近は窪田正孝出演作品感想に特化してます(笑)。

今週のお題「お気に入りのおいしい店」

たべぞうさん、お楽しみ袋欲しい!

こだま

食べログ こだま



 明石に帰省したら、まずはここの「明石焼」をいただかないと落ち着きません。「明石焼」──地元では「玉子焼」と言います。
 明石の玉子焼は沈粉(ジン粉)と小麦粉を使うのが普通ですが、「こだま」の玉子焼は小麦粉オンリー。銅製の厚手の焼型に、卵の黄身と小麦粉にダシを絡ませた生地を流し込み、熱を均等に伝えながら焼きます。生地が少し固まってきたところで、タコ足を投入。旨みを逃がさないよう、タコ足は少々小ぶりです。さらに固まってきたら、もう一枚の焼型をかぶせて裏返し、満遍なく焼き上げます。

 外側の焦げめがほんのり香ばしく、中は茶碗蒸しくらいにふわっとろっとした生地の中にタコ足が収まっています。新鮮なタコはほのかに潮の香りがして、滋味たっぷりで、噛みしめると甘い! それを青ネギ入りのお出汁にとっぷりつけて、口元へ。
 書きながら味が思い出されてたまりません。今すぐ明石に帰りたい……。
 
 明石市内には200軒以上の玉子焼の店があると言われます。そのなかでも私の気に入りは、JR明石駅の駅ビル「ステーションプラザ明石 東館」にある、この「こだま」。他の店のようにころっと球状の玉子焼ではなくて、ぺしゃっと平たいのですが、独特のするっと舌先から喉元へ滑るようなふわとろさはクセになります。
 明石の玉子焼の特徴は、ダシ巻き風のタコ焼きをさらにダシにつけていただくところ。「こだま」の玉子焼は油っぽさがないので、つけ汁にしたあとのダシもきれい。ラウス昆布と鰹のダシは、すすってもおいしいくらい薄めですので、青ネギごと飲み干しちゃってください。
 
 そもそも子どものころから食べつけている味なので、ここの玉子焼が私のソウルフードなのです。他にもお好み焼、そば焼各種あります。タコ焼(タコ入りお好み焼)に玉子焼の組み合せで、明石ダコを堪能されてはいかがでしょう。
 玉子焼とお好み焼にビールで、昼・夜ともに一人2000円の予算で十分だと思います。駅ビル内のお店ですから、電車の時間が気になるときにもお薦め。
 
 ※ お店紹介の写真はそば焼ですね。ぜひクリックして、玉子焼の写真も見てみてください。