Diary For Paranoid @ hatena

思いつくまま書くブログ。最近は窪田正孝出演作品感想に特化してます(笑)。

マジックによる華麗にすぎる完全犯罪! 映画『グランド・イリュージョン』



 これは途方もないマジックの物語。ハリウッドのショー舞台にいながら、パリ9区にある銀行の金庫から320万ユーロの紙幣を消失させ、客席に紙吹雪のように降らせる。ニューオリンズの舞台では、災害被害者に保険金を払わなかった保険会社のオーナーの銀行口座から客席にいる災害被害者たちの口座へ1億4000万ドルもの大金が移される。そして、ニューヨークで狙うのは隠し金庫に眠る5億ドル。


 インターポールとFBIが追う彼らは、テーブルマジックの達人・アトラス、かつてTVの人気者だったメンタリスト・メリット、華麗なる脱出マジックのアーティストで紅一点のヘンリー、相手の持ち物を盗むビッグポケットやピッキングが得意なジャックの4人のチーム“フォー・ホースメン”。
 彗星のように現れた希代のイリュージョニストたちの目的は、実は金ではなかった。彼らの真の目的は? 彼らを集めて指示を送った5人目の存在とは? その人物の目的とは?


 あの手この手で観客の裏をかこうとしてくる、この映画そのものがイリュージョン。彼らに翻弄されるFBI捜査官のローズや、マジックのタネを解き明かして公表することでマジシャンたちの息の根を止めてきたブラッドリー(モーガン・フリーマン)らの“役者”っぷりも見どころです。


 監修者にDaiGoの名前があったので、何事かと思ったら、メンタリストのメリットが大活躍するからなのね。メンタリスト、去年あたりからよく聞く単語ですが、心理を操るようなマジックは本当に驚異に感じます。


 『グランド・イリュージョン』サイト:http://www.grandillusion.jp/
 『グランド・イリュージョン』予告編 :http://www.youtube.com/watch?v=krZiIJhiPAE
 


<追記>
 3月20日発売の『グランド・イリュージョン』DVD&Blu-rayの、ジャック(デイヴ・フランコ)の吹き替えが細谷佳正さん!
 この作品はまさにイリュージョンな方法で巨額の金を奪う4人のイリュージョニスト“フォー・ホースメン”とそれに対抗する2人の捜査官、そしてトリックのネタを暴いてはマジシャンを破滅させてきた人物の物語。
 ジャックは“フォー・ホースメン”の1人で、他人のポケットから物をスリ取ったり、カードを出したり消したりするスライハンドの天才。ピッキングも得意です。軽妙なキャラで、物語の最初から最後まで結構かき回してくれるので、細谷さんのお芝居も楽しみです。
 通常のDVDとBlu-rayのほか、“フォー・ホースメン”のその後を描く「アナザー・エンディング」など約10分のシーンが追加されたエクステンデッド・エディションもあるとか。つまりエクステンデッド・エディションが完全版ってこと!? それは観てみたいですね。