Diary For Paranoid @ hatena

思いつくまま書くブログ。最近は窪田正孝出演作品感想に特化してます(笑)。

映画『デザートフラワー』は今観ておきたい映画

『デザートフラワー』は、ソマリアの砂漠で生まれた少女ワリス・ディリーがファッション界のトップモデルへ駆け上がる物語。ワリスの自伝をベースにつくられた映画です。 13歳で老人の4人目の妻になるよう強要され、逃げてひとりで砂漠を渡り、祖母の伝手で…

勝沼のルミエールワイナリーで甲州葡萄の「シュトルム」を味わう

山梨県の勝沼に行ってきました。目的のひとつはルミエールワイナリーの甲州葡萄の「シュトルム」をいただくこと。シュトルムとはブドウジュースからワインに発酵する途中の、微炭酸&低アルコールのモノです。9月中旬〜10月下旬しか飲めません。甘いけど、仄…

「明石城イルミネーションプロジェクト〜夜空に浮かぶ光の天守閣〜」

台風19号接近により11〜13日に予定していた東北旅行をキャンセル。代わりに実家に帰省してきました。 写真は実家近くの歩道橋から見た明石の夜景。背後の緑から青のグラデーションは明石海峡大橋、左側の高い建物は明石市立天文科学館です。 明石城は天守閣…

「箱根ガラスの森美術館」でヴェネチアン・グラスとクリスタル・オブジェを堪能!

美容室で「抽選で旅行が当たるので、名前書いていってくださいな」と言われ、「どうせ当たらないから、どうでもいいわ」と思いながら書いた応募券。なんと2等賞の「箱根満喫の旅」が当たりました。 はるか昔、国立大学付属幼稚園の入園抽選に落ちて以来、ク…

沈黙に時が降り積もる ドキュメンタリー映画『大いなる沈黙へ グランド・シャルトルーズ修道院』

フランス・アルプスの山中にあり、カトリック教会の中でも厳しい戒律で知られるグランド・シャルトルーズ修道院。観光はもちろんカメラの侵入も許されず、この映画の撮影も1984年の申請から16年後の2000年に許諾されました。 撮影の条件は、映画は音楽なし、…

シリアスなコメディ、その絶妙が生む混沌 映画『グランド・ブダペスト・ホテル』

『グランド・ブダペスト・ホテル』は「ドラメディ(ドラマとコメディのミックス作品)とはなんぞや」がよくわかる作品です。 めまぐるしく変わるシーンシーンにチャップリン映画を彷彿させる風刺を秘めたコントがくり出されますが、ホテルの上顧客マダム・D…

凡人が天才に迫る“追いつめ愛” 映画『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』

『パガニーニ 愛と狂気のヴァイオリニスト』は「悪魔に魂を売り渡して手に入れた」超絶技巧を誇る希代のヴァイオリニストにして作曲家、ニコロ・パガニーニとマネージャーとして彼に付き従ったウルバーニの物語。 パガニーニ役は「21世紀のパガニーニ」との…

ロビン・ウィリアムズ追悼 映画『バードケージ』は芸達者ぞろいの名作コメディ

ロビン・ウィリアムズが8月11日に亡くなられていたのですね。 シリアスからコメディまで、ファンタジーからSFまで、人情ドラマから社会問題を扱ったものまで、幅広い作品の多くで主人公やメインキャラクター演じてこられたウィリアムズ。なかでも私は『ミ…

映像関係者必見! 完成しなかった映画の証言映画『ホドロフスキーのDUNE』

渋谷のアップリンクに『ホドロフスキーのDUNE』の試写会に行ってきました。 デヴィッド・リンチ監督、カイル・マクラクラン主演の映画『デューン/砂の惑星』は、ご存知の方、多いですよね。それより以前にアレハンドロ・ホドロフスキー監督が制作を進めてい…

人形に命を与える作り手の愛! 3DCG映画『パラノーマン ブライス・ホローの謎』

新宿バルト9で『パラノーマン ブライス・ホローの謎』鑑賞。クレイ製の人形をはじめ、造形物が驚くほど滑らかに動いていて、表情も豊かで自然で、3Dクレイアニメの最先端との評判にうなずきました。1コマ1コマ、少しずつ動かして撮影するため、アニメ制…

「アラン・レネ追悼特集」映画上映会で『去年マリエンバートで』を観る

アンスティチュ・フランセ日本にて5月9・10日開催の「アラン・レネ追悼特集」映画上映会に参加。『慎み深い革命家、アラン・レネの方法論』『ガーシュイン』『薔薇のスタビスキー』『去年マリエンバートで』を鑑賞。濃い時間を過ごしました。 『慎み深い革命…

桜満開の河口湖巡り&ちょっと惜しい「桜のなかの逆さ富士」

昨日、桜満開の河口湖に行ってきました。河口湖北岸の定点撮影所からKodak EasyShare V570で撮影。この時点でV570がご機嫌斜めになってしまったので、以降はNikon COOLPIX P330での撮影です。 河口湖・西湖周遊バスフリークーポン(1340円)で河口湖北岸(猿…

「『グランド・イリュージョン』プレミアムBOX」は劇場版+αの発見があって大満足!

「『グランド・イリュージョン』プレミアムBOX」が到着したので、日本語吹替を早速視聴。 映画館で観ているので結末も「あの人」の正体も知っているのですが、見返しても面白い! 特にオープニング&エンディング含めて9分ほどシーンが追加されているエクス…

アニメ映画『劇場版 薄桜鬼 第二章 士魂蒼穹』は怒濤の展開に涙が追いつかない!

『劇場版 薄桜鬼 第二章 士魂蒼穹』の試写会に行ってきました。 壮絶で美麗! 藤澤経清氏が原案者の立場で「『薄桜鬼』シリーズに、ゲームやTVアニメとはまた違う、劇場版第一章・第二章という新たな物語が加わった」とおっしゃっていましたが、『碧血録』を…

ドラマCD『百器徒然袋』雨3巻+風3巻を聴いてみた!

昨年12月15日に届いたドラマCD『百器徒然袋』雨3巻+風3巻と特典キャストトークCD3種(CDの色が金・銀・銅色ってメダルですか!?)。昨夜、ようやく「まずは1巻を聞いてみようか」と聞き出したら、止まらずに一気に全巻聞き通してしまいました。い…

噛み合った歯車のごときミステリー 映画『鑑定士と顔のない依頼人』

『鑑定士と顔のない依頼人』は、『ニュー・シネマ・パラダイス』『海の上のピアニスト』などで知られるジュゼッペ・トルナトーレの監督・脚本作品です。 絵画はもちろん古家具・骨董品まで網羅する、確かな見識で誉れ高い鑑定士であり、名オークショ二ア(競…

アニメショートフィルム『寫眞館』&『陽なたのアオシグレ』でアニメ表現の無限の可能性を見る!

アニメショートフィルム『寫眞館/陽なたのアオシグレ』が京都と東京で上映中。アニメのさまざまな表現から存在意義まで考えさせてくれる2本です。 『陽なたのアオシグレ』は気になる女の子に告白できない男子小学生の妄想が炸裂。かわいいけど、突拍子もな…

黒田官兵衛の足跡を探して、大天守保存修理中の「姫路城」へ

2日に旧友と姫路に行きました。「世界文化遺産・国宝 姫路城」は50年に一度の天守閣の補修工事中。今は素屋根(工事用足場)が組まれていてこの状態です。間もなく素屋根の撤去開始。本年9月には一段と美しくなった白鷺城がお目見えします。 ただ、素屋根…

マジックによる華麗にすぎる完全犯罪! 映画『グランド・イリュージョン』

これは途方もないマジックの物語。ハリウッドのショー舞台にいながら、パリ9区にある銀行の金庫から320万ユーロの紙幣を消失させ、客席に紙吹雪のように降らせる。ニューオリンズの舞台では、災害被害者に保険金を払わなかった保険会社のオーナーの銀行口座…

『聖剣の刀鍛冶』16巻は、読みたかった「ヴァルヴァニル戦」後日譚

『聖剣の刀鍛冶』16巻(三浦勇雄/MF文庫)読了。15巻が出た時、「最終巻」となっていたので、「終わってしまったかあ」の感慨と共に物足りなさを感じたんですよね。聖剣を鍛え上げ、ヴァルヴァニルに挑むまでが長かったので、「え、これで終わり!?」って。…

映画『ブロークンシティ』は人間の普通サイズの変化を堅実に描く硬派なサスペンス作品

『ブロークン シティ』は派手より堅実を選んだ映画。 一日一日を金にあくせくしながら暮らし、恋人の成功にもやもやする普通の男が、誇りと正義に目覚めていく。ただし、新たな能力や強力な武器を手に入れるのではなく、あくまで普通サイズで。 その普通サイ…

二泊三日で観るだけ観て回る! 広島旅行 広島市街〜宮島〜呉〜尾道

連休を利用して広島を観光してきました。実家のある明石駅で旧友と待ち合せ、西明石駅から新幹線で広島駅へ。 まずは広島市街を観光。「原爆ドーム」は、テレビなどで見て想像していた以上に破壊されていました。本当に見えている部分しか残ってないんですね…

山梨ワイナリー巡り 「原茂ワイン」&「Cafe Casa da Noma(カーサ・ダ・ノーマ)」

連休に勝沼へ行きました。目的は今年5月にも行った「勝沼食堂papasolotte(パパソロッテ)」のランチ。 この度は鳥、豚、牛、サーモンの味比べができる前菜盛り合わせ、緑、赤、白の彩り美しい旬の野菜とズワイガニのペペロンチーノ、白身魚のグリル、デザ…

映画『スター・トレック イントゥ・ダークネス』は「新しくて、懐かしい」!

今夏の私的大本命『スター・トレック イントゥ・ダークネス』3D吹替版鑑賞。2、3年内に私が観た映画でベストと言ってもいい! もう最高!! 最初から最後まで息をつかせぬ緊迫感あふれる展開。誰が味方で、誰が敵で、誰が言ってることが正しいのか。謎が謎…

アニメ映画『風立ちぬ』は、夢に向かって突き進む者に幸せな作品

北フランスの海辺の町オンフルールの通りを歩いていたおり、緩い坂を上がって角を曲がったとたん、強い海風に煽られました。その時、自分には体があるんだなって、風の妨げになる程度にはこの地上に存在してるんだなって感じました。この風を感じる私は今、…

これはハーロックの「過去か未来か」 フル3DCG映画『キャプテンハーロック』

昨日、9月7日公開のフル3DCGアニメ『キャプテンハーロック』の2D版の試写会に行ってきました(以下、セリフ、登場声優さんは若干あやふやです)。 映像の印象は『FINAL FANTASY VII ADVENT CHILDREN』に似てます。キャラクターが全員、硬質に美しく、カ…

アニメ映画『劇場版 薄桜鬼 第一章 京都乱舞』はTV版とはひと味違う!

一昨日、『劇場版 薄桜鬼 第一章 京都乱舞』の試写に行ってきました。 TV版全12話の総集編と言いつつ、映像はすべて新規制作。『薄桜鬼』を知らない方でも、この映画を観れば、どういう物語かわかります(と、これまで『薄桜鬼』を知らなかった男性ライター…

映画『パシフィック・リム』で、なにもかもが規格外の3D映像に圧倒される!

『パシフィック・リム』3D吹替版鑑賞。これまで3D映画は4作しか観ていませんが、一番、3Dの見え方を理解して効果的に利用している作品という印象をもちました。映像の迫力がすごかったです。ロボットがコンテナトラックつかんで、タンカーつかんで、怪…

『NO.6』の英語版コミック動画を見てみた!

ARIA編集部@ARIA_henshubu 【NO.6】アメリカで8/4-8/10のGeek Week(オタク週間)というのにあわせ、英語版コミック「NO.6」の第1話を動画にして頂きました!ミステリタッチでカッコイイです!英語の勉強にもなる?のでぜひご覧ください! http://www.youtube.…

映画『華麗なるギャツビー』でディカプリオの“純”な演技に感動する!

『華麗なるギャツビー』3D鑑賞。原作は、20代に第一次世界大戦を経験し、善悪を含めた従来の価値観に懐疑的になり、生死の実感さえ失った「ロストジェネレーション(失われた世代)」の代表作。 舞台は、第一次世界大戦が終わり、「永遠の繁栄」と呼ばれる…